株主の皆さまには、平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

 

 

2018年12月期 上半期を振り返って:

 

株主の皆さまには、平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。 第13 期第2四半期(2018 年 1 月 1日~6 月 30日)の国内化粧品市場は、インバウンド消費や海外輸出の伸長が続き、堅調に推移しましたが、インバウンド消費を除く国内消費は微減と推察されます。 このような市場環境のもと、当社グループは、国内の収益性向上と海外事業の黒字化、次世代の成長ブランド構築に取り組んでまいりましたが、当第2四半期は、基幹ブランドのポーラが売上を牽引したことに加え、育成ブランドのTHREEとDECENCIAの好調により、連結売上高・営業利益ともに上期計画を上回る業績を達成することができました。 第 3 四半期以降も、新ブランドの立ち上げやオルビスのブランド戦略刷新など、新しい取り組みが次々とスタートします。通期の計画達成とともに更なる成長に向けて、 グループ一丸となって取り組んでまいります。

 

 

2018年12月期 上半期好調の要因:

 

ポーラが前期に引き続き好調です。ポーラでは、前期に発売した「リンクルショット メディカル セラム」による新規顧客の獲得、ならびに既存顧客化が進んでいます。年初に価格改定を実施しましたが、これによりブランドの若年層の顧客比率が高まり、今後のLTV(生涯購入金額)の向上に期待が持てます。また、この数年アジア中心にブランド認知拡大の波及効果により、海外事業が2倍以上の成長を続けています。6月からは、香港および台湾で「リンクルショット メディカル セラム」の発売を開始しました。中 国を重点としてアジア圏への投資を強化し、店舗網の拡大による更なるブランドプレゼンスの向上をはかり、海外市場における成長を加速させていきます。THREEとDECENCIAも、引き続き高い成長率を維持し、前年同期を上回る売上高となっています。THREEを展開するACRO社からは、9月に3つのブランドを立ち上げます。ぜひご期待ください。

 

 

現状の課題と下半期の取り組みについて:

 

構造改革中である、オルビスの再成長が課題と考えます。商品やマーケティングを抜本的に見直し戦略的に顧客リストの絞り込みを図った結果、上期は減収となりましたが、顧客単価や原価率、費用効率などの重要指標が改善し増益に転じるなど、改革の成果は着実に表れてきています。今後の最優先の取り組みは、商品を軸とした圧倒的な他社差別性の創出です。10 月には、「オルビスユー」を刷新し、新ブランド戦略をスタートさせます。新「オルビス ユー」を中心に、一貫したブランドイメージの浸透を図ることにより、ブランドとしての市場プレゼンスの向上と、成長軌道への回復を実現します。

 

 

中長期的な成長に向けた取組みと株主還元について:

 

当期より、グループの研究体制を刷新しました。研究統括の機能を、当社の「マルチプルインテリジェンスリサーチセンター」に集約し、長期的な観点での研究戦略の策定や、今後の成長エンジンとなる新価値創造に向けて始動しています。マサチューセッツ工科大学メディアラボのコンソーシアム・ラボ・メンバーへの参画や、宇宙ビジネスアイデアコンテストへ協賛するなど、最先端・異分野のさまざまな研究や技術との連携を図り、新たな領域の開拓に投資を強化します。当社グループは、化粧品を提供するビジネスに携わっていますが、社会環境の変化にあわせ化粧品の枠にとらわれず、お客さまのライフスタイルそのものに影響を与える新たな価値の創造に向けて取り組んでまいります。

 

また、利益還元につきましては、当期の中間配当は1株につき35 円とさせていただきました。期末配当は45 円、年間では前期より10 円増配となる 80円の配当を予定していま す。第3四半期以降も、年間計画の達成に向けた施策を着実に実行するとともに、長期ビジョン「高収益グローバル企業」の実現に向けて、更なる成長を実現してまいります。

 

株主の皆さまにおかれましては、今後も末永く当社グループへのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

 

2018年9月
代表取締役社長
鈴木 郷史