化粧品の種類には、大きく分けて「スキンケア」「メークアップ」の2つがあります。 「スキンケア」化粧品は、汚れを落としたり、うるおいをあたえたりと、お肌を清潔に、健やかに保つための化粧品。 「メークアップ」化粧品は、口紅やマスカラ、ファンデーションなど、顔を美しく見せるための化粧品のことを指しています。
スキンケアには基本的な機能である「モイスチャー」に加え、「アンチエイジング」「ホワイトニング」など女性の肌の悩みに対応したさまざまな機能があります。
以下のグラフを見ると、近年ではスキンケアのなかでも特に「アンチエイジング」の領域が著しく伸びているのがわかります。肌の老化防止への関心は、年を追うごとに高まってきています。
当社グループは、以前から「エイジングケア」の領域に力を入れています。
ポーラ最高峰のエイジングケアシリーズ「B.A」は、肌誕生のメカニズムに関係する「バーシカン」に着目。エイジングケアの新たな潮流を作り出しました。
日本の化粧品市場は、およそ2兆円の規模を誇り、近年はほぼ横ばいで推移を続けています。
こうした安定需要を支えているのがスキンケア市場。
スキンケア化粧品は、毎日、朝・晩のお手入れに使われる必需品であるとともに、多くの女性が同じブランドを使い続ける傾向があることも、その理由のひとつです。
また、スキンケア化粧品を利用する女性の年齢層は、10代から高齢者層まで、非常に幅広いことも、安定した市場を支える要因となっています。
時代や流行によって嗜好が大きく変わるメークアップ化粧品に比べ、スキンケアは非常に安定した市場であると言えます。
ポーラ・オルビスグループは、特にスキンケア化粧品に力を入れており、市場におけるスキンケア比率が約45%程度なのに対し、当社グループのスキンケア比率は約60%。
スキンケア化粧品はリピート率・利益率が高いことから、安定した収益と持続的な成長を見込める市場です。
スキンケアからメークアップまで、化粧品の価格はその種類や機能によって、1,000円以下のものから10,000円以上するものまで実にさまざま。
デパートなどの化粧品売場など、男性の方でも目にされることも多いと思いますが、こうした売場だけでなく、化粧品専門店や訪問販売など、さまざまな購入場所があります。近年ではドラッグストアや通信販売も伸びています。
さまざまな購入場所や価格帯があることからもわかるように、お客さまの化粧品に対するニーズは時代とともに多様化しています。これに対応するため、ポーラ・オルビスグループでは「マルチブランド戦略」を展開。
それぞれのブランドコンセプトを明確化し、価格帯や購入場所もブランドごとに展開していくことで、訴求力を高めるとともに、お客さまのニーズに応え、シェアを拡大していきます。