
株主の皆さまには、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
本年度より当社の代表取締役社長に就任いたしました横手喜一でございます。
皆さまのご期待に添えるよう、当社グループの企業価値向上に誠心誠意取り組んでいく所存でありますので、よろしくお願いいたします。
当社第17期(2022年1月1日~2022年12月31日)の国内化粧品市場は、緩やかな回復基調が継続しました。当社グループが重点市場と位置づける中国において、ゼロコロナ政策が緩和されたものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が急拡大したことで経済活動への影響が発生しました。
上記のような市場環境のもと、2021年からスタートした中期経営計画(2021年から2023年)に基づき、①国内ダイレクトセリングの進化、②海外事業の利益ある成長、③育成ブランドの利益貢献、④経営基盤の強化、⑤新ブランド、“美”に関する領域拡張を重点テーマに掲げ、取り組んでまいりました。基幹ブランドのポーラとオルビスは減収していますが、ハイプレステージスキンケアのB.Aシリーズは好調、オルビスも昨年のオルビスユーのリニューアルを機に顧客数の減少傾向に歯止めがかかっています。
本年は、昨年下期から見られた業績改善傾向を確かなものとし、2024年への弾みをつける1年とすべく、国内は事業の成長トレンドを加速させ、海外は更なる成長に向けた事業体制の再構築を行ってまいります。
株主の皆さまにおかれましては、引き続きご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
2023年3月
代表取締役社長
横手 喜一