
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社第19期(2024年1月1日~2024年12月31日)の国内化粧品市場は、景気が緩やかに回復する中で、年間で1桁前半の伸びとなり堅調に推移しました。中国市場では、景気の停滞感が続き、化粧品の消費低迷が継続しています。
このような市場環境のもと、「VISION 2029」達成に向けた2ndステージとして中期経営計画(2024年~2026年)に基づき、重点戦略①国内事業の顧客基盤強化、持続的成長と収益性改善、②海外事業の更なる成長と新市場での基盤確立、③育成ブランドの成長を伴う黒字化による持続的収益貢献、④ブランドポートフォリオ拡充と事業領域拡張、⑤新価値創出に向けた研究開発力強化、⑥社会課題対応と独自性を兼ね備えたサステナビリティ強化に取り組んでまいりました。2024年は、オルビスが好調に推移し2桁の増収増益を継続していますが、ポーラ国内・海外の苦戦が影響し、当社グループ連結としては減収減益となりました。
本年度は株主の皆さまのご期待に応えられるよう、本年1月より、当社グループの事業会社において経営体制を刷新し、新たな体制でブランドの個性をさらに磨きあげ、VISION 2029の達成に向け当社グループ一体となって取り組んでまいります。
株主の皆さまにおかれましては、引き続きご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2025年3月
代表取締役社長
横手 喜一